2019年1月に出た『ユーラシア動物紀行』は,北海道大学の増田隆一先生がユーラシア大陸をフィールドにフィンランド、ロシアの共同研究者の皆さんと長年続けてこられた動物地理学の成果を紀行風に紹介するものです。
本文にもユーラシア大陸の動物たちや各地の街並み、共同研究者の皆さんを撮影したカラーの写真が盛り沢山。
今回、なんと新書を上梓した著者自らが、本書の出発点でもあるヘルシンキを再訪! 本書に登場する研究者の皆さんも、フィンランドの北方の町オウルやロシアのサンクトペテルブルクから再集合。直接、岩波新書を届けてくれました。
フィンランド国立自然史博物館のリスト・ヴァイノラさんを再訪。本書では第2章写真5に1997年当時のお姿が出てきます。現在は後生動物の分類・進化研究のチームリーダーを務めています。
ロシア・サンクトペテルブルクから列車で来てくれたアレクセイ・アブラモフさん(中央)と前出のヴァイノラさん(向かって左)とともに。本書では第3章写真3、4に、97年、04年のアブラモフさんのお姿が。彼はイタチ科など食肉目を専門とする形態分類学者。
またアブラモフさんが増田先生にプレゼントしたオリジナルのマトリョーシカ(増田先生と研究する動物たちとのマトリョーシカ)は本書の帯で御覧いただけます。
アブラモフさんにも、著者自ら、岩波新書をプレゼント。
本書第2章写真10に掲載された自身の後ろ姿の写真を指さすアンティ・ラビカイネンさん。上の写真です。下の写真は、別の方がハリネズミを飼育している様子が。
オウルから来てくれたアンティ・オクサネンさん(中央)と前出のラビカイネンさん(向かって左)。オクサネンさんは、本書の第2章写真17、雪のオウルでのご登場。
本書を楽しそうに眺めるアンティ・オクサネンさん。オクサネンさんはフィンランド食品安全管理センターで勤務されています。
増田先生の長年にわたる共同研究が培った研究者の皆さんとの友情を垣間見る瞬間でした。皆さん、本書(並びにB面)への写真提供まことにありがとうございました。
是非『ユーラシア動物紀行』の旅をお楽しみください。
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