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岩波新書編集部
2022年9月25日読了時間: 6分
安倍元総理の国葬と法の支配(大浜啓吉)
◆問題の所在 安倍晋三元総理が凶弾に倒れたのは、2022年7月8日であった。岸田文雄総理大臣は、14日には同年秋に政府主催の国葬を行うことを明らかにし、国葬の費用は全額国費で賄う予定であるとした。7月22日には、「故安倍晋三国葬儀」の名称で、無宗教の形式で国葬を行うことを閣...
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岩波新書編集部
2021年11月1日読了時間: 7分
「独学新書!」フェア開催書店はこちら
※11/15 書店一覧を更新しました 11月より全国の協力書店にて岩波新書フェア「独学新書!」が、順次開催されます。書店によって、Aセット(30冊)、Bセット(20冊)、Cセット(10冊)で展開されます。 ■応募者全員に「特製トートバッグ」をプレゼント!...
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岩波新書編集部
2021年10月25日読了時間: 18分
来たるべき民主主義の位置を手繰り寄せる
――真壁仁編『詩の中にめざめる日本』論 岡和田晃 ※10月20日に復刊した『詩の中にめざめる日本』。長らく復刊リクエストが寄せられてきた本書の魅力と意義について、文芸評論家で現代詩作家の岡和田晃さんにエッセイを寄せていただきました。...
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岩波新書編集部
2021年8月24日読了時間: 2分
「著者冥利です」――『伝わる英語表現法』著者から
長部三郎 ※復刊早々「読んでみたい!」「もう売り切れてた!」と話題沸騰の『伝わる英語表現法』。その魅力を伝える田中健一さんのエッセイ「知る人ぞ知る名著『英語表現法』」を読んだ著者の長部三郎さんから、田中さん宛のメッセージが届きました。長部さん、田中さんの許可を得てここに公開...
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岩波新書編集部
2021年8月21日読了時間: 10分
知る人ぞ知る名著『伝わる英語表現法』
田中健一 ※「これで英語がペラペラに!」「これを読めばTOEIC●●●点間違いなし!」――こんな広告や売り文句がいたるところで目に飛び込んできます。でも、結局は「どうしたらいいか分かんない!」となりがちです。そしてそんなときこそ、定評のある学習法に立ち返るのが最適です。20...
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岩波新書編集部
2020年6月13日読了時間: 16分
南陀楼綾繁:『岩波新書解説総目録 1938-2019』をよむ
プロローグ 私が大学2年生だった1988年1月、早大文学部キャンパスにあった生協書籍部に岩波新書の新刊が山積みになっていた。このとき刊行された8冊によって、岩波新書はそれまでの「黄版」から「新赤版」の時代に入ったのだ。 大学に入っても高校以来のサブカル的な読書を引きずってい...
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岩波新書編集部
2020年5月21日読了時間: 14分
白瀬由美香:生活基盤としての医療――イギリスの人々のNHSへの思い
はじめに 3月中旬のことだっただろうか。新型コロナウィルス感染症が拡大し、都市封鎖が進められつつあったヨーロッパでは、夕暮れ時にベランダで歌ったり、楽器を演奏したり、挨拶をしあったりする人々の姿が各地で散発的に報じられていた。イギリスでも、王室メンバーや政治家をはじめ、多く...
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岩波新書編集部
2020年4月18日読了時間: 14分
根本美作子:近さと遠さと新型コロナウイルス
父が亡くなった数日後だったと思う。悲しみに浸っているはずが、妙な感情に心がざわついた。力強いその感情に当惑し、注意してみると、それは怒りだった。父に対する怒りだった。簡単に言えば、「なんだ、死んじゃったりなんかして、ふつうの人にすぎなかったんじゃん」、存在していたものが存在...
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岩波新書編集部
2020年4月2日読了時間: 23分
藤原辰史:パンデミックを生きる指針——歴史研究のアプローチ
1 起こりうる事態を冷徹に考える 2 国に希望を託せるか 3 家庭に希望を託せるか 4 スペイン風邪と新型コロナウイルス 5 スペイン風邪の教訓 6 クリオの審判 1 起こりうる事態を冷徹に考える 人間という頭でっかちな動物は、目の前の輪郭のはっきりした危機よりも、遠くの輪...
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岩波新書編集部
2018年12月22日読了時間: 4分
むっちゃええ話(「はじめての新書」後日談)仲野 徹
撮影:宗石佳子 4年前に岩波新書から『エピジェネティクス─新しい生命象をえがく─』を上梓した。そのご縁で、岩波新書創刊80年の記念冊子『はじめての新書』に、「読む、書く、薦める岩波新書」というタイトルでエッセイを寄稿させてもらった。高校時代の岩波新書についての思い出からはじ...
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岩波新書編集部
2018年10月1日読了時間: 2分
【寄稿者一覧】「図書」"はじめての新書"
「図書」臨時増刊号"はじめての新書"の目次をご覧ください。 伊東光晴 仲野 徹 金成隆一 出口治明 新井紀子 國分功一郎 丹羽宇一郎 坂井豊貴 池上 彰 山本貴光 高橋源一郎 国谷裕子 藻谷浩介 田中優子 松岡正剛 -----以下の13編は「B面の岩波新書」で読むことができ...
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岩波新書編集部
2018年10月1日読了時間: 3分
大拙を復習する/落合陽一
平成最後の夏の真っ只中、時代の空気について考えている。平成最後という言葉を使うだけで、変化を予見させるのだから元号が時代の空気を決める側面があるのだろう。空気とは、伝統だろうか、文化だろうか、それとも霊性だろうか。 鈴木大拙の著書のうち『日本的霊性』は岩波文庫で、『禅と日本...
9,906
岩波新書編集部
2018年9月30日読了時間: 3分
ストンと腑に落ちた初めての新書/小川絵梨子
初めてお腹を抱えて笑った新書が、みうらじゅん『新「親孝行」術』 (宝島社新書)です。また、面白すぎて初めて何度も繰り返して読んだ新書でもあります。今でこそ新書のラインナップは非常に幅広く豊かですが、私が学生だった頃の八〇年代、九〇年代の新書は、イメージとして「かたいもの」が...
1,256
岩波新書編集部
2018年9月29日読了時間: 3分
誰でも接種できる誤情報へのワクチン/高史明
地震、津波、豪雨、大雪……。テクノロジーが進歩した今日でも、大自然の猛威はしばしば我々の生活を、生命を、脅かす。そして不安や恐怖に駆られた人々は、インターネット上を飛び交う誤った情報に易々と振り回されてしまう。荻上チキ『検証 東日本大震災の流言・デマ』(光文社新書)は、災害...
1,282
岩波新書編集部
2018年9月23日読了時間: 3分
いつもポッケに丸山を/吉川浩満
世田谷のとある中高一貫女子校の卓球部で技術指導をはじめてもうすぐ十年になる。かなり有名な進学校だが、卓球部の生徒たちはそれなりに(下手なりに)真剣に卓球に取り組んでおり、私も学ぶところが大きい。自然と力が入る。 卓球部コーチという立場上、また若干の気恥ずかしさも手伝って、私...
2,257
岩波新書編集部
2018年9月23日読了時間: 3分
新書で「無限」の神秘に出会う/中島さち子
初めて読むにしては重いかもしれないが、ぜひお薦めしたいのが野矢茂樹『無限論の教室』(講談社現代新書)。「この本は面白い!」。実は私自身は二人の尊敬する知人から散々薦められてから手にとったのだが、これは凄い本だ。内容は難しいものの、友人の数学者は中学時代に出会って人生観が変わ...
1,132
岩波新書編集部
2018年9月22日読了時間: 3分
はじめてのしんしょ/小林せかい
〝初めての新書〟。こんなお題を編集長からもらってふと考えた。こういう時は、本当に〝初めての新書〟に出会う人間を観察するに限る。 ピンときたのは小学二年生の息子だ。彼なら間違いなく新書を読んだことがない。さっそく千代田図書館「中高生コーナー」の棚前に立たせてみる。...
733
岩波新書編集部
2018年9月17日読了時間: 3分
明治一五〇年の節目に考えるべきこと/松村圭一郎
二〇一八年は明治元年から一五〇年目にあたる。日本政府は「明治以降の歩みを次世代に遺し、明治の精神に学ぶ」ことを目的にさまざまな施策を推進している。私が勤務する国立大学にも、文科省から取組状況の照会や明治一五〇年のロゴマークのついた広報幕や「のぼり」の貸し出しを案内する文書が...
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岩波新書編集部
2018年9月16日読了時間: 3分
隠された権力を明るみに出す/前田健太郎
私は、大学で政治学を教えている。その際、いつも最初に解かなければならないのは、「政治とは政治家の権力闘争のことだ」という誤解である。確かに、今日の社会では、国家権力を行使できるのは一握りのエリートにすぎない。しかし、そのエリートたちが行使する権力は、我々の生活に大きな影響を...
2,398
岩波新書編集部
2018年9月15日読了時間: 3分
大学でいちばん大切なこと/與那覇潤
読書や教育について聞かれたとき、激しいうつ状態で休職に至る最中に起きた事件を、いまも思い出す。 学科の最優秀成績者として表彰されたと記憶する学生の、卒業論文が盗用をしていた。濫造された学内雑誌(紀要)の原稿不足もあり、指導教員がぜひにと口説いて掲載した結果、判明した不祥事だ...
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